健康的な食事とはどんな食事でしょうか。
食に関する情報は膨大にあふれており、何を信じたらいいかわからない人も多いはずです。
今回は何を食べるといいかではなく、どのような考え方で食事をとるといいかをお伝えしていきます。
目次
食に関する情報を見る際の注意点
まず、食に関する研究は日々刻々と進化しており、一昔前の常識がもはや非常識になっているものもあることを理解してください。
ここに載っている情報も現段階では最新の知見であるつもりで書いてますが、一年後、5年後にはもはや最先端の情報ではなくなっていく可能性があるということをご理解ください。
それくらい食事に関する研究は日々進化しているということです。
また、食事は同じ内容でもどのような人が摂るかでも結果は変わってきます。
例えば運動を毎日しっかりしている人と、まったく運動をしない人では同じものを食べても身体への影響が違ってくるということは理解していただけると思います。
食事というのは個々の条件に合わせてみていくものであるという前提が必要だということを覚えておいてください。
また、身体によくないとされているものでも「食べるべきではない」と主張しているわけではないこともご理解ください。
というのも確かに食べると身体によくないものでも、ある人にとっては幸福度が増すこともあり、身体的な健康と精神的な健康は切り離して考えなければならないからです。
体に良いという科学的根拠がある食べ物
まずどういう食べ物が体にいいか、定義づけしておきます。
ある食材ひとつとってみれば、体にいい面と悪い面が必ず出てきます。
摂りすぎてもよくないものもあるので、一概にこれだけ食べてればいいというものはありません。
なのでここで述べる体にいい食べ物とは「加工されていない自然な素材」と定義づけします。
そもそも人は動物なので、動物として食べていたものが本来人に必要な食べ物であることは間違いありません。
そう考えると体に良い食べ物というのは狩猟時代に食べていたもの、魚、木の実、きのこなどといった食材になります。
果物も当時は貴重な栄養源とされていたでしょう。
こういった食材は本来動物としての人が食べていたものなので、人のDNAにプログラムされた栄養源となっているのです。
体に悪いという科学的根拠のある食べ物
逆にどういう食べ物が体に悪いと言えるのでしょうか。
前述したとおり体にいい食べ物は「加工されていない自然な素材」と述べました。
つまりその逆で「加工された人工的な素材」は体に悪いと言えます。
例えば白米や小麦。
意外かもしれませんが、白米や小麦は精製された人工的な素材です。
血糖値を上げ脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化のリスクを高める可能性があることが多くの研究から報告されています。
ただ同じ米でも生成されていない玄米は、食物繊維や栄養成分を多く含み、肥満や動脈硬化を防ぐと言われています。
他にもソーセージやハムなどの加工肉も「加工された人工的な素材」ですね。
また加工肉でなくても牛肉や豚肉といった「赤い肉」はガンの発症率を高めると報告されています。
こういった食材は食べてはいけないものではなく、量を考えて選ぶようにするといいでしょう。
正しい健康情報を入手するには
テレビや本、インターネットのいたるところに健康に関する情報があふれています。
気を付けないといけないことは、情報を鵜吞みにしないということです。
テレビや本、インターネットの情報は視聴率や売り上げが上がればよいという市場原理に則って作られているため、情報の正しさよりも目新しさや意外性が優先されています。
ではどうしたら正しい情報を手に入れることができるのでしょうか。
正しい情報の入手方法の一つとして、どこからの情報源かはっきりしているものを選ぶということがあります。
例えば本であればしっかりと参考文献が載っていることが重要です。
ただし、その参考文献があてにならない可能性もあるので注意が必要です。
インターネットであれば日本語検索ではなく、英語検索すると格段に信頼性の高い情報に出会えます。
それでも100%信頼できるものばかりではないので、やはりどこからの情報源なのか、その情報元まで調べるというのが必要になってきます。
日本はヘルスリテラシーが非常に低い国です。
正しい健康情報を手に入れ、それを自分だけでなく周りにも伝えていくことでよりよい未来が気付けると思っています。
是非この情報がいいなと思ったかたは、ブログのシェアやコメントをお待ちしております。